■タイトル:「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考
■著者:末永 幸歩 (著)
■概要
『「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考』は、美術教師である末永幸歩氏による、アートを通して思考力を育むことを目的とした書籍です。
概要
- 著者: 末永幸歩
- 出版社: ダイヤモンド社
- 出版年月日: 2020/2/20
- ページ数: 344ページ
- ISBN-10: 4478109184
- ISBN-13: 978-4478109182
内容
- アート思考とは?:
- 固定観念にとらわれず、自由に発想し、自分なりの答えを見つける思考法。
- 論理的思考に加え、直感や感性を大切にする。
- 多様な視点から物事を捉え、新しい価値を生み出す力。
- 6つのアート作品を通して学ぶ:
- モネ、マグリット、デュシャン、草間彌生など、著名なアーティストの作品を題材に、アート思考のエッセンスを学ぶ。
- 作品の鑑賞ポイントや背景知識だけでなく、作品から何を考え、どう感じるか、読者自身の思考を深めるための問いが投げかけられる。
- 13歳から大人まで:
- 中学生以上を対象としているが、大人でも十分に楽しめる内容。
- 学校教育では触れられない、アートの奥深さや面白さを発見できる。
特徴
- わかりやすい解説: 専門用語を避け、図解やイラストを多用して、アート初心者にもわかりやすく解説。
- 参加型の構成: 読者自身が考え、感じることを促す問いが随所に散りばめられている。
- 幅広いテーマ: アートの基礎知識だけでなく、哲学、心理学、社会学など、様々な分野の知識に触れることができる。
対象読者
- アートに興味がある人
- 思考力を高めたい人
- クリエイティブな発想をしたい人
- 自分なりの答えを見つけたい人
この本は、アートを鑑賞するだけでなく、アートを通して自分自身と向き合い、思考を深めるためのガイドブックと言えるでしょう。
■感想
この本の中で、蓮の浮かんだ池の絵を見て、ある子供が「カエルがいる」というエピソードがあります。実際には絵にはカエルの姿はどこにも無いので、大人である親は、「絵の中にカエルなんていないよ」というのです。すると子供は「池の中にいるよ」と言うのです。このエピソードでハッとさせられました。我々大人は知らず知らずのうちに、表面的な、目に見える情報だけを見て、固定観念で判断しがちですが、子供の自由な発想では、絵に描かれていない、もっと奥の想像の世界まで見ているのだと気づかされました。本書でも、花をたとえに実際私たちが目に見える花や茎、葉っぱなどは表面にすぎず、実際、地中には根っこが目に見える部分より広がっていることが記されています。このことから、表面上の一側面にとらわれず、そのもっと奥、本質的なところに意識を向ける必要があるのだと思います。
この本の中で、蓮の浮かんだ池の絵を見て、ある子供が「カエルがいる」というエピソードがあります。実際には絵にはカエルの姿はどこにも無いので、大人である親は、「絵の中にカエルなんていないよ」というのです。すると子供は「池の中にいるよ」と言うのです。このエピソードでハッとさせられました。我々大人は知らず知らずのうちに、表面的な、目に見える情報だけを見て、固定観念で判断しがちですが、子供の自由な発想では、絵に描かれていない、もっと奥の想像の世界まで見ているのだと気づかされました。本書でも、花をたとえに実際私たちが目に見える花や茎、葉っぱなどは表面にすぎず、実際、地中には根っこが目に見える部分より広がっていることが記されています。このことから、表面上の一側面にとらわれず、そのもっと奥、本質的なところに意識を向ける必要があるのだと思います。
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