キリンビール高知支店の奇跡 勝利の法則は現場で拾え! (講談社+α新書 725-1C) 新書 – 2016/4/21

ビジネス
■タイトル:キリンビール高知支店の奇跡 勝利の法則は現場で拾え! (講談社+α新書 725-1C) 新書 – 2016/4/21
■著者:田村 潤 (著)
■概要

【奇跡の逆転劇】キリンビール高知支店の復活劇から学ぶ、現場重視の営業戦略とは?

「キリンビール高知支店の奇跡 勝利の法則は現場で拾え!」を読んだことがありますか?

この本は、キリンビール高知支店が、圧倒的なシェアを誇るアサヒビールからトップの座を奪還した奇跡の物語を描いています。

ビール業界に激震が走ったこの出来事は、単なる地方支店の成功物語ではありません。

現場の声を重視し、常識にとらわれない戦略を実行することの重要性を教えてくれる、ビジネスパーソン必読の一冊です。

この記事では、

  • キリンビール高知支店の奇跡の復活劇
  • 著者である田村潤氏のリーダーシップ
  • 私たちがビジネスに活かせる教訓

について詳しく解説していきます。

キリンビール高知支店の奇跡とは?

1990年代、キリンビールはアサヒビールの「スーパードライ」の登場により、シェアを奪われ苦境に立たされていました。

特に高知支店は、全国ワーストレベルの業績で、社員たちは諦めムードに包まれていました。

しかし、1995年に赴任した田村潤支店長は、常識破りの改革を断行。

  • 会議の廃止
  • 内勤社員の営業への配置転換
  • 本社からの指示を無視した独自の戦略

など、現場の声を重視した大胆な施策を次々と実行しました。

その結果、高知支店はわずか数年でシェアトップを奪還

この奇跡の復活劇は、「キリンビール高知支店の奇跡」として、ビジネス界に大きな衝撃を与えました。

田村潤氏のリーダーシップ

田村支店長は、「社員一人ひとりが主役」という信念のもと、社員の自主性を尊重し、モチベーションを高めることに力を注ぎました。

  • 社員一人ひとりと向き合い、本音を引き出す
  • 成功体験を積み重ねさせ、自信をつけさせる
  • 「なぜこの仕事をするのか」という目的意識を共有する

これらの取り組みを通して、社員たちは「自分たちが会社を変えられる」という意識を持つようになり、チーム全体が活性化していきました。

ビジネスに活かせる教訓

キリンビール高知支店の奇跡から、私たちは多くの教訓を学ぶことができます。

1. 現場の声を重視する

本社の方針やマニュアルに縛られず、現場の状況に合わせて柔軟に対応することが重要です。

顧客の声、社員の声に耳を傾け、現場で何が起きているのかを常に把握しましょう。

2. 常識にとらわれない

過去の成功体験や業界の常識にとらわれず、新しい発想で挑戦することが大切です。

「どうすればもっと良くなるのか」を常に考え、改善を続けましょう。

3. チームワークを大切にする

リーダーは、社員一人ひとりの能力を引き出し、チーム全体で目標達成を目指すことが求められます。

社員同士が協力し合い、一体感のある組織を作り上げましょう。

4. 目的意識を共有する

「何のためにこの仕事をするのか」という目的意識を社員と共有することで、モチベーションを高め、主体的な行動を促すことができます。

企業理念やビジョンを明確に伝え、社員一人ひとりが自分の役割を理解できるようにしましょう。

まとめ|キリンビール高知支店の奇跡から学ぶ

「キリンビール高知支店の奇跡 勝利の法則は現場で拾え!」は、現場重視の営業戦略の重要性を教えてくれる一冊です。

田村支店長のリーダーシップ、社員たちの努力、そして奇跡の復活劇は、私たちに多くの感動と勇気を与えてくれます。

ビジネスで成功を目指す方は、ぜひこの本を読んで、「現場で拾える勝利の法則」を学んでみてください。

そして、あなたのビジネスにも奇跡を起こしましょう

キリンビールがアサヒのスーパードライにシェアを奪われる前は6割以上あったといいますが、そのような状況だと、顧客の声に耳を傾けるのではなく、社内政治の方に重きが置かれる組織だったといいます。かつての国鉄、JAL、日本郵便など、親方日の丸的な体質が腐敗を呼び、実績が下がるという道をたどるのは自明の理なのかもしれません。

余談ですが、本書を読んでキリンビールが飲みたくなりました。(笑)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事が、あなたのビジネスの成功に少しでも役立てれば幸いです。

 
 
 

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