自分の中に毒を持て<新装版> (青春文庫)

自叙伝
■タイトル:自分の中に毒を持て<新装版> (青春文庫) 
■著者:岡本 太郎 (著)
■概要

『自分の中に毒を持て<新装版>』(青春文庫)は、芸術家・岡本太郎氏の代表的なエッセイ集です。1993年に初版が刊行され、長年にわたり多くの人に愛読されてきました。この新装版では、文字が大きく読みやすくなり、カラー口絵も追加されています。

概要

  • 著者: 岡本太郎
  • 出版社: 青春出版社
  • 出版年月日: 2017/12/9 (新装版)
  • ページ数: 256ページ
  • ISBN-10: 4413096843
  • ISBN-13: 978-4413096843

内容

  • 「毒」とは何か:岡本氏は、「毒」を「自分の信念や情熱、個性」と定義し、それを大切にすることの重要性を説いています。
  • 常識や世間体からの解放:世間一般の常識や価値観にとらわれず、自分自身の感性に従って生きることを勧めています。
  • 創造的な生き方:常に新しいことに挑戦し、変化を恐れずに、自分自身を表現していくことの大切さを訴えています。
  • 人生を楽しむ:人生は苦しいことばかりではなく、喜びや楽しさに満ちていることを伝え、読者に生きる勇気を与えてくれます。

特徴

  • 岡本太郎氏の情熱的な言葉:岡本氏ならではの力強い言葉で、読者の心に直接語りかけてきます。
  • 普遍的なメッセージ:時代を超えて、多くの人々に共感と感動を与え続けている普遍的なメッセージが込められています。
  • 新装版の特長:文字が大きくなり、より読みやすくなりました。カラー口絵も追加され、岡本氏の作品や写真を楽しむことができます。

対象読者

  • 自分らしく生きたいと願うすべての人
  • 困難に立ち向かう勇気を得たい人
  • 人生に迷いや悩みを抱えている人
  • 岡本太郎氏の作品や思想に興味がある人

この本は、読者に「自分自身を信じて生きる」ことの大切さを教えてくれます。岡本氏の情熱的な言葉に触れることで、きっとあなたの中に眠っている「毒」が目覚め、新たな一歩を踏み出す勇気が湧いてくるでしょう。

■感想
タイトルからして強烈ですが、あの大阪万博での「太陽の塔」で有名な岡本太郎先生の著書です。本書の中で、常識人間を捨てろとありますが、これは何も犯罪を犯したり、人を傷つけることをなんとも思わない、ということではなく、誰が何と言おうと、自分が「こうしたい」という信念を貫くことだと書いてあります。
私たちは社会生活をしていると、どうしても「常識」というものにとらわれ、本当はこうしたいのに、周りの目が気になってやらない、といったことが往々にしてあると思います。ただ、一度しかない人生、自分の生きたいように生きて何が悪いのか、ということを本書は気づかせてくれます。
いろいろ何か言ってくる他人がいたとしても、その他人は、あなたの人生を生きてくれるわけでもなく、責任も取ってくれないのですから。
 
 

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